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配慮 [Polo AWCHZ]

新潟遠征の帰り道、中央道で工事のため片側一車線の通行規制区間がありました。

夕刻に通過しましたので、関東圏で緊急事態宣言が発令されていましても渋滞が発生していました。



10台ほど前にいる大型タンクローリー車は、渋滞停止中においても前の車の車間を開けて、ゆっくりと移動を続け、完全停止をできるだけしないように運転をされていました。

なるほど、あれならば完全停止からの発進の際のモタモタを解消できるなと。

前の車が止まってしまえば、後ろの車も止まる。
渋滞中では前後の車間距離も短く、停止、発進のプロセスが渋滞のさらなる原因にもなりましょう。

勉強になるなと観察を続けていると追越車線が赤いコーンで規制されているなか、工事区間の最後が見えてくるとタンクローリー車は、前方の車の集団から大きく離れてゆったりとした加速をしているのがアップダウンをしている道路から確認ができます。

車の加速が鈍いということもありましょうが、工事区間の終わりがけの渋滞からの速度復帰に対してのコントロールをしているのだろうと、その意図を推測します。

タンクローリー車の後ろには、早く加速をしたい(速度復帰をしたい)普通車が並んでいます。その車たちは、車線規制のコーンが途切れたところから、追越車線を使って加速をしていきます。加速していく先には、車がおらず、空いたスペースを加速していく車、走行車線に復帰する車と、車の行動に対しての余裕のある空間が生まれていました。

事故抑制、トラブル回避のために自分がどのような動きをすれば良いのか、タンクローリー車という大型車の特性を存分に活かした運転であります。

いやはや、ベテランとはあのようなことをいうのだと、大変勉強になります。

AIが普及をすれば、あのような運転が「分け隔てなく、難なく」手に入るとすれば、それは社会に対して非常に有用なものであります。

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