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やられてしまった事を考える 2 [新型車購入までの道]

MINIを降りるタイミングで、なぜこのようになってしまったのかを自分なりに考えていました。

どこからか、いい加減、冠婚葬祭に使えるような代物を考えろよとお告げがあったかもしれませんし(笑)、今までの、特にここまで15年近く好きな車を好きに乗り回していた生き方というものについて落とし前をつける、そんな考え方も持ち始めていました。






国産車の、屋根の開く某FR車の試乗車に乗ってしまってからというもの
その日と、翌日まで、完全にしてやられてしまっていました。

もうこのままハンコ押してしまいたいくらいに(汗)

とはいえ、今回は、あえて時間をかけて車を選択しようということを
自分に言い聞かせているので
なぜ、このFR車に、心惹かれてしまったのかを考えてみます。

運転操作の面から言えば、とにかく動きが軽い。
そしてステアリング操作に対する反応が、心地よい。
速いとか遅いを感じさせない自然な仕上がりが、運転していて心地よいとは
パジェロミニでも感じられる事です。

3ペダルの踏み具合が、踏力が揃っているのでしょうか、何かを気にすることなく
ペダル操作をすることができます。
クラッチのミート位置や、ブレーキの踏み込みと制動の具合、アクセルペダルの開け方と
車の加速減速のリズムが、ちゃんと取れている、そんな印象を受けました。

運転席に座って、助手席の人との距離が適度に離れていて、窮屈感を感じない。
屋根は開けていないので、クローズドにした状態でも、長距離を走ってもこれならば
気にする事もなさそうです。

運転席のシートのポジションからサイドミラー越しに見える、
目線の高さにあるリアフェンダーとリアタイヤが
あぁ、スポーツカーに乗っているよなと思い出させてくれます。
FF車では味わうことが望めない、ダイレクトなシフトフィール。
アクセルを開けると、腰の後ろから押しだされるような蹴り出し感。
ステアリングから伝わる、雑味の無いフロントタイヤの感触。
FR車の文法が、すべて詰まっているこの車に
FCに乗っていた私としては、心が動かされないわけにはいきませんでした。
恐るべし、マツダ(言っちゃった)

この事を考えていると、私の車の好みは、エンジンが軽い車なのではないだろうかと
思いつくことができました。

仏車の某車も3気筒でエンジンが軽く、車体重量は試乗した中で最も重いのですが
走らせていると、楽しく感じる事が出来たのは、一番重量の重いこの車でした。

軽い車、というよりも、重量配分のバランスに好みがあるのでしょうか。
となると、軽い車という表現よりも、どこを重くしているか、が、ポイントなのでしょうか。

BRZも運転させてもらった事を思い出してみると
前後左右のタイヤの接地感を感じやすかったけれども
BRZに、この某FR車のような動く時の、キャビンの中に重量がギュッと詰まっている感触は
あまり無かったように記憶しています。
車全体は軽いけれども重いもので安定させられて旋回できる、そのようなイメージです。

この某FR車は、軽さを感じるというよりも、重量物がキャビンの中に詰まっていて
キャビンの前後に重いものが少なく、結果、軽々と動けてしまう。
人間が走る時に、前後に腕を伸ばしてその先にダンベルを持って走るのと
ダンベルを胸の前に抱えて走る事の違い、と言えばいいのでしょうか。
FCのイメージと非常に重なります。
このことが、この某FR車に心惹かれてしまった事の理由の一つ、なのかもしれません。

なるほど、今まで試乗車を試乗する事に関して、興味を抱いていなかったのですが
視野が広がる、ということと同時に、広がった視野から得られる事で
自分のコアにあるものが、ますます深まる場合もあるのですね。
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