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Poloの静けさ [Polo AWCHZ]

雨の日にバイパスを利用して東へ移動。

国道23号線、国道1号線のバイパスを使って移動をしました。

雨で強かに濡れている路面を走りながら、Poloの静けさに改めて気がつきます。





定速走行をすると、車内に入ってくるノイズの音の種類は限られていると気がつきます。

バイパスの巡航速度ですと、濡れた路面をかき分けるタイヤのパターンノイズでしょうか。

高速道路での巡航になると、路面とタイヤの関係性の音よりも、運転をしていて右側、ドアミラー周辺の音が気になります。気になると言っても、他の音が静かだから気になる程度で、実際には気を向ければ気になる程度であります。

その音をよくよく観察してみると、初めはバイザーの音ではないかと考えました。
ではバイザーのどこかと耳を向けると(文字通りではなく)、バイザーの前方の先端部分から乱流が起こっているような、軽いものに風が当たって出ている擦過音(この単語は造語のつもり)が聞こえます。
ドアミラー自体を観察すると、その形状からしても高速道路での走行時に車体の安定性をもたらすと同時にノイズも出にくいようなデザインが施されていると私は勝手に妄想をしています(笑)
周囲に車がいないことを確認して、サイドミラーを折り畳んだり戻したりしてみましたが、聞こえている擦過音に変化はないように感じました。
サイドバイザーがどのように設置されているかは、ドアミラーと車体の隙間に作られた風の通り道にサイドバイザーの先端がふれか触れないかの位置関係。先端と抜けてくる風が干渉している可能性もありますが、ついている雨粒の動きを見てもドアバイザー先端の雨粒が乱流に見舞われている様子は伺えません。

聞こえたつもりになっている箇所が違っているかもしれません。
フロントタイヤから巻き上がってきた水飛沫の音かもしれませんし、サイドスカート周辺の空気の流れの音がドアパネルの向こうに聞こえるのかもしれません。そんな音の聞き分けができる能力があれば、私は違う職業につきます(苦笑)

高速道路での空力による音の静けさは、インサイトが良かった印象が強いです。
インサイトのメーカーの防音の思想は、高周波域ノイズを車内に入れない意図をもたした防音材を多量に仕込んでありました。重量の関係で軽い部材しか使えなかったのかもしれませんが、結果的に高速道路での高周波域のノイズは大きく減衰していたはずですし、無限のフルエアロを組んであったインサイトは、妙に静かであった印象があります。無論、このようなことが素人の私でも感じられるほどの整備が施されていた事が前提であります。
無限のドアバイザーの形状も、音の軽減と車両の走行安定性の役割を担わせたような設計で、現在ではTRDも似たような商品を出して役割を担わせているようです。印象的だったのは、バイザーの後方10センチくらいに樹脂の板が装着されていて風の巻き込みを防いでいた事でした。
雨粒の動きを見ると確かにその辺りで雨粒が後ろに流れずにバイザーの中に入り込んでいます。ここで乱流が起こってドラッグの原因となり、サイドの空気の流れの効率が良くなれば車の直進安定性に寄与する事でしょう。

この辺り、何か部品を装着することでなんとなしの効果が結果に結びつく、ということではなく、狙った効果を全体的なデザインを設計して導く、そういったことに目がいってしまいます。

ゴルフⅧの空力のスマートさは、いやはや恐れ入ります。

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