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ポリシーだ。 [雑感]

YouTubeの動画にて、海外の草レースの動画を見ています。

最近見たのが、安い車体を買ってきてワンメークレースに出場するまで
部品の取り付けや、セットアップなどなどを見せてくれている動画です。




おそらく英国の動画であります。

喋っている英語の内容は理解できませんが
車の作業を見ているだけなので、構いません。わかればより楽しめそうですけれど。

ベース車両は、中古のシトロエンのAセグメント車両。5M/Tがデフォルト。
内装を取り外して車体をドンガラにし、ロールケージを組み込んでパッチを当てたり
溶接をした箇所に塗装をしたりと、大雑把にやるのかと思いきや、
ざっくりしたところとそうでないところと、ノウハウがあるのが分かります。

ブッシュにしても、外せて交換できるものは交換をして、
ピロ化したり強化系のブッシュに変えたり、アームなども交換しておいた方が良さそうなところは
交換をしますが、その周辺の汚れを落とすことがないのは、お国柄というかなんというか。

あちらのお国では、草レースに参戦するためのノウハウ、というものが
身近に幅広くあるのではないかと想像をしてしまいます。

そういったノウハウの点で気になったのは、フルバケットのシートの位置決めでした。
基本、ないものは自分たちで作り出すということで、
レールのアタッチメントから調整まで切り出して溶接をしてと、オリジナルで作り出します。
そして高さ決めの段階で、一番低い位置に合わさずに、上の方で調整をし始めます。

なんでも低ければ良いと考えそうですが(苦笑)
こういったところでノウハウがあるんだよなぁ、と。

彼らがどれほどの技術を有しているのかは、私には計り知れませんが
プロのような素人ではないのはわかります。
それが最も明確になったのは、草レースの規定に合わせてとりあえず形にした車両を
シェイクダウンして、足回り等の調整をし、再びコースを走らせた時でした。
シェイクダウンした当初は、オーバーステアとアンダーステアーが目まくるしく出ていて
ステアリングの動きがカウンターを当てるのに忙しく動いています。

しかし、英国の草レースの車両の製作は、次のシェイクダウンで
ステアリングの操作量も、カウンターの修正舵の量も大幅に削ってきます。

なるほど、ノウハウの量が違うのと、どういう車に仕上げるのか明瞭な認識がある。
そのような印象を受けました。

私が動画を見ていて普遍的だなと一つ感じたのは、
デコレーションしたレース前の車両を、ピットの中でドライバーがせっせと磨いている姿でした。
ドライバーは、「レース前に綺麗にするのが俺のポリシーだ!」と言っているのかいないのか
聞き取りに自信はありませんが(苦笑)
周りが、レースをすればどうせ汚れるのだから洗わなくていいのに、
とでも言われたことに対しての反論だったように思えます。

レース前の車両を綺麗にするということが、しごく当たり前のことであることは
ありがたいことに、私の血肉になっている一つであります。
故に私が洗車というものに注力をするのも、車を綺麗に(できる範囲で)しておくことが
当たり前のことだと身についたことから発しているものです。
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