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コロナ禍の飲食業 [雑感]

感染拡大抑止のための緊急事態宣言が、各地で発出されています。

居住地域においても発出され、アルコールの提供をしないよう首長から要請された飲食店では
アルコールを求めて彷徨う人がいるとかいないとか。

夜な夜な、アルコールを飲ませてくれるお店を探して歩く、などということは、
結構真面目なお話だったりします。





なぜこのようになるのかを、アルコール耐性が低く、お酒を体に入れなくとも
さほど困らない私は考えるわけです。

それは、食事と会話とアルコールという三つが揃うことで、
脳内に何らかの快楽物質を供給することになるのだろうと。

賭け事も飲食も、快楽物質を供給するということでは同じであったと。

となると、パチンコ店に朝早く並ぶ人を盗撮していた去年の春先のメディアは、
今もなお、地元の飲食店の紹介を番組で日々こなしている彼らは、
盗撮していた側は盗撮される側でもあったということにもなります。

隙間ビジネスとして考えられるのは、ノンアルコールを提供する接待を伴う飲食でしょう。

では、アルコールの提供をやめるように要請する行政は妥当であるのか。

垣根を作れば作るほど、垣根を排除したがるのは人間の本能というよりも、
資本主義経済の論理に人間が盲目的に従っているからかもしれません。
ただし、資本主義経済は垣根を排除することをよしとしているのではなく、
既存の社会にある資本の運動の効率を阻害するものを排除する傾向がありますので、
垣根があれば排除して、垣根がなければ作り出すというのが資本主義経済であると考えます。

このような社会の下部構造から考えなくとも、
アルコールを規制すればするほど、反動が起きることはこのことからも推察する事ができます。

そして、世の中の酔っ払いほど、素面の人にとって不条理なことはありません(苦笑)

飲食という社会の関係性を構築するツールに対しての消費者の欲望、欲求というものを私は、
少々軽く見積もっていたことを思い知らされているコロナ禍であります。
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