キャンセル

緊急事態宣言が発出される前に計画をしていた遠方への、
不要不急ではない移動の予定をキャンセルしました。

論理的や確率的に問題があるわけではないですが、
現地でバツが悪くソワソワし続けるのも、逆に強気になって開き直るのも、
どちらもバランスが悪そうなことなので、キャンセルをしました。




オンラインでの勉強もさまざまに展開されることでしょうが、
現実に体をその場所まで運ぶ価値も、これから見直されることになる一つかもしれません。

世の中の傾向を見ていると、インターネットによって情報のフラット化が進められてきましたが、
ネット上での情報は無数にあるけれども、情報の質を判断する基準を、見ている側が持ち合わせていない事がわかった、そのような時代だったと考えています。

その受け手の基準を解決するために、インターネットでの情報の取得に際して、有料化というハードルが用意されました。オンラインサロンがそれに類するものですし、動画サイトの有料会員もそれでありましょう。

垣根を取り払うことで拡大したネット世界でありますが、ここにきて、再び垣根を作り始めることになっています。このことは、コロナ禍で加速をすることになる社会現象の一つだと考えます。

コロナ禍が社会に及ぼす影響は、「資本主義経済社会の中で」という前提をつけての垣根の排除。
これは社会の階級でありましょう。
ポストモダンがすでにクリアをしたと思い込んでいた社会の階級問題が、
コロナ禍によって、さらに解消もされますし、再び階級社会を作る動きが出てくる。

マルクスの資本論において語られていなかった社会の階級問題について、
私たちは問題を提起されることになるはずです。
それは新しいものではなく、人類が社会を維持、運営するために必要で社会に導入していたものを
資本主義経済の運動の効率化を目的に排除したがための反動でもありますし、人類が本能的に社会を維持するための防衛反応とも考えられます。

私の生活の中で考える内容としては、少々大ごとになってきそうですので、ここまでです（笑）

私としては、どっちつかずと言われようとも、
中庸を良しとしていくやり方を身につけていきたいものです。