わたしは臆病

西条市の次の目的地は、竹原市です。

一応、わたしなりの「テーマ」に基づいている行動になります。







竹原市に立ち寄るまでの道のりは、以前、最も良い燃費を出した区間です。

今回は、その理由がよくわかりました。

西条市から竹原市へ向かう道のりは、全体的に緩やかに下っています。
30kmほどの移動は、バイパスと下りの行程と、信号停止が少ない。
これが一般道の走行で良好な燃費を出すことができた理由だとわかります。

竹原市でも所用を済ませて、帰宅と相成ります。

前回は国道2号線を東進しましたが、今回はこのまま近くのICに向かいます。

今回は帰路も疲労感少なく、遅めの昼食の後の睡魔があったのが目立つくらいで
新名神高速道路まで戻ってきました。

休憩施設のポイントである甲南PAで、口が寂しかったので「モナ王」を買って
車内で食べていると、本線をけたたましくサイレンを鳴らしながら緊急車両が通過していきます。
「この先で事故をしたのか」と、呑気に構えていましたが、これが判断の間違いの一つ。
結果、事故渋滞にはまりこの先の甲賀土山ICの降り口手前から、甲賀土山SA出口の先の事故現場まで
たっぷり1時間強の移動時間を強いられました。

事故渋滞にハマったのは久しぶりのことで、これまではなんとなく避けられていたのですが
今回は判断、決断が甘かったと。

まずPAで緊急車両の移動を知った時点で、休憩を切り上げて早々に出発する。
この選択をし損ねました。
事故渋滞も発生するし、それは1時間程度で済む話だろうと根拠のない楽観的な観測が原因です。
結果、確かに1時間ほど、2時間弱で事故車両の道路上からの撤去が始まりましたが
わたしが通過した時は、まだ一台が追越車線上に残っている状態でした。
完全撤去と、交通の流動化には更なる時間が必要でありましょう。
次の選択としては、このまま甲南PAにて待機するという選択でした。
2時間とは言いませんが、1時間以上休憩してから出発しても
移動時間の結果は同程度ではなかったのか、ということです。
ただこれも、追越車線上にサイズが3分の2程度になっていたプリウスをどのように撤去するのか。
更なる時間がかかることでしょうから、PAで休憩をしても帰着時間に対しての影響に効果があったのか。
効率的ではなかったかもしれませんが、渋滞にハマっている時間は少なくすることができたかもしれません。
次には、甲賀土山ICで降りて下道で帰宅する方法。
これは時間がかかっても、
渋滞というストレスを受けることなく移動することができるメリットがあります。
結果論からすれば、ICで降りての移動時間と、渋滞を加味した移動時間とほぼ同じでありました。
高速道路代だけ浮きますから、コストの面では利がありました。
しかしながら、わたしの後ろにいた大型トラックの運転手もICの出口で迷いを見せていました。
プロドライバーが迷うくらいですから、わたしが間違った判断を下していたとしても
それは結果論で良いのではないかと、この件に関しては自分に甘い採点をつけます。
下道も交通量が増えますし、リスクコントロールの点から渋滞にはまることを選択した、
ということも意味を持つのではないかと。

そして最後に、PAで出るか出ないか迷った時に、
意味もなく周囲の動きを観察してしまったことです。
一般車両にしても出ていかれる車も多く、大型車に関してはPAに入ってこようとする車両はいません。
それは、大型車に関しては、着時間に制限があらかじめ決められているのであれば
PAで時間をやり過ごすという積極的な選択をしない確率の方が高い、と今では想像もつきますが
これだったらいいんじゃないかと、自分に都合の良い判断をしてしまったこと。
PAの駐車場に9割程度の停車率だったのが、一気に6割ほどになったことに
周りの車両も出ていくのだから積極策は良いのではないかと、
これも自分に都合の良い判断を下したこと。

後から考えれば、根拠の薄い理由を自分に都合の良いように作り上げていただけですから、
PAを出発するという判断を、すぐに下せなかった後の自分の判断は、どうもいただけません。
帰りを急ぐ理由もないのですから、渋滞でのトラブルのリスク回避を考えれば
PAで様子見、ということがわたしにとっての適正な判断であったように考えています。
帰りを急ぐ理由があるとしても、この場合における選択肢で唯一の正解は
緊急車両の通過を知った時点で、即出発の行動をとること。
そしてそのまま渋滞の先頭に入るか、それとも甲賀土山ICで下道で帰宅する選択をすること。
このフローが、急ぐという結果に対しての最適解であったとわかります。
この妄想フローチャートを考えた上で、リスクコントロールを考慮すれば、
やはり急ぐという選択肢はあまり美味しいものではありませんね。