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雑誌の解読 [雑感]

雑誌とは、載せられている写真を見るものだと思い始めてはや幾星霜(おぃ)

仕事上、勉強になりそうだと思った雑誌は購入するようにしています。



フルカラーで120ページの冊子が、1200円ほどするのに少々抵抗感はありますが
紙の素材も安くないだろうし、販売部数、宣伝広告の収入も多くなさそうなので
相応の値段だとは思えます。

さて、コロナ禍における飲食店の売り上げの減少は、
飲食店に商材を卸している業界の売り上げの減少と同意義になります。

特に、飲食店への売上に特化するような、
効率的なビジネス展開をここ20年あまり繰り広げてきた企業にとっては
諸刃の剣となって収益に大きな打撃を与えることになったのは想像に難しくありません。

単純なことで、売り上げ金額が違いすぎるのです。
個人に売り上げる月額よりも、飲食店1店舗あたりへの売上の方が大きいのは自明の理です。
より効率的な資本の運動を求めるのであれば、特化する、という選択は
新自由主義的な経済概念からはますます美化されるものでありました。

そのような背景があり、コロナ禍にビジネスモデルを、
資本の運動を振り回された、同業他社の現状を知ることができないかと
雑誌のインタビュー記事を読むために購入。

雑誌名からしても、業界関係者用に作られているはずですが
掲載されている内容について、おそらくメールか電話で質問の内容を送付、
送られてきた回答を掲載するスペースに合うように調整をしたでありましょう.
私としては同業他社の認識を、そのまま編集せずに(んなことはない)
掲載してくれたことがありがたい(おぃ)

私が記事を読んだ感想としては、
コロナ禍で落ち込んだ業績を回復させるには、
短期間での資金回収が可能になる、付与価値の増大をさらに加速させる必要性。
流通の見直し。

この二点に対して、表現方法は違えども同じような認識をされているのだと。

付与価値と流通と観察しましたが、流通は付与価値に大きく関係していくことなので
実質、付与価値(儲け)の増加をいかに、口八丁で正当化するか。
そのことを考えることをマーケティングというのか、プランニングというのか。

付与価値について、生産者とその下流で取り分が大きく違うことに対しても
流通の形骸化を名目に、生産者側がシステムの変更を求める、
もしくは新しく自分たちの企図に沿った勢力を集めて再構築する。
そのような選択を行うことは、コロナ禍による売り上げの減少により、
加速していくことになるでしょう。

生産者と卸業界、そして販売店を結ぶのは流通というシステムでありますが
コロナ禍においてその流通に課題点を見出して排除しようとする動きがあるのは
興味深いことです。
古臭い業界だと言われがちですが、その古臭いやり方以上に
社会により公益性のあるシステムを彼らが構築することができるかと考えれば、
いかがなものか。

再構築されるシステムが旧来のシステムより良いモノである限りはなく、
現在主流である、新自由主義的な経営発想からもたらされるものを想像すれば、
より社会への公益性を口文句にしながら、
いかに最終搾取者になれるかの椅子の取り合いになる。

コロナ禍で生じた問題は、お金の回りが悪くなった、もしくは、入らなくなったことです。
企業経営には大事なことですが、これが本質になってしまうと
人の体を形作るものを作る産業が、それだけで良いのかとは考えます。

そのようなことで業界が生き残ることに本当になるのか。

これが存外生き残るものです(苦笑)

低アルコールだと酔い方がまろやかだという話も聞きますが、
アルコール耐性が無い私としては、清酒の低アルコールでも悪酔いをしますし
原酒に近い清酒のアルコール度数でも悪酔いをしないものもあります。
能くできた清酒は、悪酔いをしない。蒸留酒でも同じことでありましょう。

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