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トライアンドエラー [Polo AWCHZ]

やってみなはれ、の精神が大切だと、どこぞの企業のトップが仰っているそうです。

これを文字面通りに受け取るのが正解か?

それも、やってみなはれ、でしょう。



オーディオ再生ということに目を向けて考えます。

オーディオ機器を使って音を鳴らすことを、再生すると、日本語の当て字に翻訳した人の考えは奈辺にあったのか。

再生という漢字を考えると、再び生き返らせる、と読み取れます。

生き返らせるとは何をいうのか?

機器によって録音された音を、機器によって鳴らすことで、その録音された空間を再現する。
再生という言葉に、音を再び生き返らせるといった意味合いを考えます。

オーディオの機器の役割は、ここにあるのではないかと、私は、あるオーディオのシステムを音を聞いた時から考えています。録音された空間の音をそのままに、別の空間で再現をする。

私がオーディオにコストをかける意欲がないのも、到達点から逆算したものの考えをするからです。

小林秀雄氏は、ドイツ製のオーディオ機器を所望し、その機器を所有しているのがオーディオ評論家の五味氏だと知り、その音を聞きにいき、その場でオーディオの本質を捕まえた表現します。

この音は、コンサート会場の最も良い席で聴く音だと。

小林秀雄氏の慧眼というものは、黎明期であったオーディオ評論家の方々のその後のお仕事を奪ってしまいかねない、一発で、本質を捉えたものでありました。

これは五味氏も、ドイツの技術者たちから、録音するコンサート会場のどの位置で聴く音を録音・再生するのかといった技術的帰着点があることを取材をして知るのですが、これ以降も彼は部品を換えれば良くなる、といった当時の日本の社会全体の思想や価値観といったものからきているであろう価値判断から逃れることができないでいます。

やってみなはれの精神でPoloのオーディオイコライザーを触ってみましたが、音の鮮度の劣化に気づいてしまうので、元の「フラット」に戻しました。
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