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タッチパネルの利便性 [雑感]

この12月から、道路交通法の改正に伴い、携帯電話等の保持に対する罰則の強化が図られたそうです。

6点減点とは、一発免停ですな。

2秒以上の視認も適用されると言うので、
タッチパネル式のインターフェイスにおいてはデメリットが多くなりそうな気がします。

この点、GOLF VIIIはいかがでしょうか。





タッチパネル式のインターフェイスが多くなるのは、理由としては
先進性、デザイン性、商品力、そして部品の調達コストでなかろうかと推察します。

タッチパネルと、アナログな「つまみ」による制御では、
部品の個数が違ってくる事は、素人でも想像がつきます。
補修部品も少なくてすみますし、生産時の工程数も削減できるのではないでしょうか。

UIとして、車両におけるタッチパネル式は、私は積極的に感心することができません。
何よりも、視認に取られる時間が、アナログ式(つまみやスイッチ)に比べて多くなります。

ボタンを押す、ダイヤルを回すクリック感の動作量から得られる
「なんとなくこれくらい」といった人間の曖昧さの情報量を
タッチパネルが凌駕することがあるのでしょうか。

指先から伝わる情報量を軽視しているのか、技術とコストがバランス取れないのか。
私は保守的な思想が強い天邪鬼なので自分が操作する範囲内は、クリック感が感じられるような
ダイヤルやボタンで囲まれていたいものです。
あと乾燥してくると指をかざしてもタッチパネルに反応しなくなるのも困りものです(苦笑)

私がGOLF VIIIを乗る時にチェックしたいのは、新しくしているUIの扱いの自然感。
慣れれば扱いやすい、というものでもなく、慣れる前から扱いやすいものであるか。
新しいものを、古いものから作り出すことができているのか。

インテリアにおける操作メーターのデジタル化は、致し方ないものもあります。
これも先に述べたように、「歯車」の精度を確保するコストよりも、
デジタル化した方が商品力とコストのバランスが取れる、とも考えてしまいます。

さて、ライトスイッチに関して、やはりこちらもタッチパネルとなっています。
ただこれはオートライトの思想のひとつ、
常時点灯のヘッドライトを消すためのスイッチ、であるとすれば、
それを合理的な形にしたのでしょう。

私もPoloのオートライトのセンサーの反応は、早すぎないと感じているので、
遠出をするときはオートに切り替えます。
エンジンをOFFにするときにオートのスイッチを切り、ライトOFFにします。
なので再スタート時にはオートライトはOFFの状態です。

メーターパネルのデジタルとセンターディスプレイの物理スイッチのないアクセスに関しては、
時代の流れですから致し方ありませんよねと思います。
物理スイッチを、これでもかと削った様子を見ると、異様な執着心を見てしまいます(笑)

おちおち、指先を怪我することも憚れます。
バンドエイドをした指で、どれだけ反応してくれるのか(苦笑)

Poloの次に乗る車が何年後になるかはともかく、次の車のメーターはデジタル化した物を
選ぶような時代になっているのでしょう。

エクステリアは保守的に、インテリアは、大枠は保守的、内容については進取的に。
このバランス感が実際にどう感じられるのか。
具体的には、タッチパネルでの入力とボイス入力がどれだけ反応が自然なのか。
私の新型GOLFへの興味です。

自動運転のアシストについて、否定的な考えはありません。

巧みな運転というものをデジタル化した車両で表現されるのであれば
それは、運転手にとって何よりの教材となることでしょう。
最も、巧みな運転を再現するにあたって車両側のコンディションの問題が焦点化されることも
同時に抱えることになるでしょうが。

何にせよ、デジタル化した自動車が
(私にとっての定義は、目的地までドアトゥドアで、乗り物に乗った人間が目的地決定を操作する以外、何もせずに移動ができること、です)
社会に登場する過渡期、黎明期でもあるとも受け取れる現段階において、
まだ当分、人間の感性の入る余地は残っているのだろうと、少々おぼつかない期待があります。
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