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茅野市尖石縄文考古館 [Polo AWCHZ]

さて、噴火をする前の浅間山の麓から、八ヶ岳の麓にある
茅野市尖石縄文考古館へ向かいます。

一回のお出かけは、一つの目的地にするように心がけています。
そうしないと、観察する集中力が保たないのが私の性能(苦笑)

できるだけシンプルなことを心がけていますのは、私の性能故であります。

今回2箇所にしたのは、帰宅ルートを少しずらせば近辺を通ることがわかったからです。
長野方面に毎週のように馳せ参じるのも良いですが
今回は、午前と午後に振り分けるということで。


ディスカバープロのナビの案内では、諏訪白樺湖小諸線を通るルート案内。
見た目も山坂道らしい山坂道なので、これはこれで楽しそうです。

PoloのDSGのモードは、出発時からほとんどSモード。
山坂道に入っても、ティプトロモードに切り替えることなく走っていきます。

このSモード、山坂道に入ると、ペダル操作の塩梅でうまいこと3000回転あたりを下限に
シフトチェンジをしてくれます。
私の巡航速度では、3000回転あたりでシフトチェンジをしてくれると、非常に心地が良い。
ブレーキも、短時間の制動を繰り返していくと、その辺りでシフトダウンして欲しいところで
きっちりシフトダウンしてくれます。
なんとも痒いところに手が届きます。
自動変速機で、ここまで心通じ合ったのは(苦笑)初めてかも。

ティプトロモードにして、任意の回転数でシフトチェンジをするという必要性を
感じることがありません。
意図している回転域にエンジンの回転数を維持することができます。

私のPoloの場合、パドルシフトをOPで選択していませんので、
ステアリングから手を離してシフトノブで変速することになります。
ステアリングから手を離さずに済む、パドルシフトがあればどうだったかわかりませんが
それでもSモード固定の方が、操作する動作を一つ減らすことができるので
優位性があるかもしれません。
90馬力程度のコンパクトカーを運転するような話でもないですか?

雨境峠の看板を過ぎると、霧がかっていた風景が一変し、雲の隙間から青空も見えるようになります。
まさに看板に偽り無し(笑)
昔の人はよく知っています。

縄文文化に興味を持ったのは、昨今、目にする情報が、どうも私が義務教育時代に習った内容と
今実際に研究がされていて判明している内容と、開きが大きいことがあるのではないかと。
手元に義務教育時代の歴史の教科書がないのでわかりませんが
縄文時代に暮らしていた人たちの生活は、狩猟採集生活で、旧石器時代に毛が生えた程度?
の生活だったのではというのが私のイメージでしたが、どうもそれは、
教科書の内容のアップデートを捕捉していなかったということが、
今回の尖石縄文考古館を訪れて、よくわかりました。

こことは違う縄文時代のコーナーのある展示室を見たときも、
その地方の縄文時代の発掘品を紹介しながら、舟を使っての大陸や半島、
日本各地との交流の紹介がされていました。
縄文時代に海外との交流があったのかと、発掘された品々を見ながら勉強になりました。

学芸員の方の解説を伺っていると、尖石遺跡の縄文時代に暮らしていた人たちは
食料も豊富にあり、皆で採集をして皆で蓄えて皆で食料などを食べていた、
といった生活だったのではとお話をされていました。
なるほど、現代の資本主義経済下では、実感しにくい生活だと。
資本主義経済から外れた生活をするということは、モダンな考えではなく
随分とクラシック(5000年ほど前)のことだったのだと。
現代人が新しいことをしたつもりになっていたとすれば、随分恥ずかしいものです。

資本主義経済から外れた経済システムが、
以前は社会主義というシステムが国家で実験されていましたが
その社会主義のシステムで運営された国家というものは、人類の希望にはならなかったようで(苦笑)

それでは短絡的に、縄文時代のように暮らせば良い、と簡単には考えられません。
当時の平均寿命や、現在の本州にあたる周辺に暮らしていた人の人口数を考えれば
豊かな面もあるしそうでもない面もあるけれども、
現代の日本社会が絶対悪かと考えれば、どうなのでしょうか。
その判断は、個人の趣味の範囲のことかもしれません。
趣味の好き嫌いを言われれば、
それについては口を挟まないのは、大人というものです(エヘンエヘン)

発掘された土偶などを見ていても、
写実的だとか印象的だとかの現代の芸術・美術的な判断などは少々幼く思えてきます。

現代人からすれば、写実的ではないと見えていることも、当時の人からすれば
実際、自分が見えているものを写実的に形にしていたのかもしれません。
もしくは、写実的にものを作る(表現する)などということは、出来て当たり前。
そんな当たり前のことをして、何が楽しいのか?と考えていたのかもしれないとは、私の妄想です。

小学校のクラブ活動(授業の単位)で、歴史クラブを選んだ私は、
縄文式土器を焼いてみたり、竪穴式住居のミニチュアを作る授業を受けていました。
なるほど、小学校時代からの興味が、30年後にも多少は関係してくるというわけです(そうか?)

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