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Polo、フォルクスワーゲン社の歴史 [Polo AWCHZ]

フォルクスワーゲンという会社の歴史を知ることができないだろうかと、本屋さんで購入。

装丁も綺麗で、コストかかっていそうな手触りです。




フォルクスワーゲン&7thゴルフ 連鎖する奇跡 岡崎宏治 著 日之出出版

書籍化された年月日を見ると、VWのディーゼルの排ガス審査の通し方が問題化する直前の
VWグループが1000万台販売を達成して、絶頂期寸前の時期です。
そういうことも踏まえて読みます。

ビートルという車が、VWにとってどれほどの位置付けになっていたのか。
販売台数だけではなく、なぜ長い間の生産を継続ができたのか。
それはできた、だけではなく、それしかできなかった、という時期も含まれていたのだと
この本で知ることができました。

あとは、フェルディナント・ピエヒ氏の笑顔が写真として掲載されているのが
貴重なのではないでしょうか。

FWDの車作りというものが、ごく当たり前のことになっている現代ですが
ビートルのRRから、FWDの駆動方式といった技術的な時間軸の流れを考えると
今の時代でも、FWDをしっかり作り込むことができるということが
自動車づくりの基盤でもあろうとは素人の想像です。

後輪駆動であれば、アクセルで後輪に荷重をかけられ、前輪はステアで操舵。
前輪駆動ではと考えると、リアタイヤをどう使えるか。
私は使えませんが(笑)
前輪駆動車でもリアタイヤを使いやすい車というのは
四輪のタイヤをうまく使える性能が与えられている、と。

これは、トラクションということになるのでしょうか。

自動車としてのPolo AW型というのがどこらへんになるのか。
この本を読んでいて客観的に見て、中途半端な位置付け、という気もしてきましたが(苦笑)
Golf3でもあろうということを考えると、その評価もさもありなん、なのでしょう。

連綿と続くGolfの基本コンセプトに、
「大人4人とある程度の荷物が積めて多目的に使える2ボックススタイルのFWDハッチバック車」
同著47頁
とあります。

GOLF7を試乗して、そのことの意味の重さを痛いほど知ることができましたし、
同時にGOLF7では、私の生活には過分なものでもあろうとも思えました。

Poloが私の琴線に触れたとすれば、このGOLFの過分さを削ぎ落とした絶妙な位置付け。
これが曖昧さであったり中途半端さに繋がるところかもしれませんが
従来のPOLOでは不足していた(そのサイズであればMINIを降りて乗り換える意味がないと思えた)
「大人4人とある程度の荷物が積めて多目的に使える2ボックススタイルのFWDハッチバック車」
の役割を、Poloが担ってくれそうだという直観でした。

間違いないものを欲しいのであれば、GOLFをお勧めします。
Poloが、GOLFより安いけれどもそれ以上のお買い得感がある車、とは言えません。
値段の差があればそれ相応の差異があるのは当然、と、理解することができれば
Poloにするか、GOLFにするかは使用目的、自分の生活にどちらが適しているのか、
考えて選択をするだけのことでしょう。

IMG_0601.wJPG.JPG

私の自動車に関する態度というものが、だんだん熱っぽくない、カラッとしてきたものに
感じられるとすれば、それはあっています。

炎は青いほど温度が高いそうです。
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