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WRCのピット作業動画から [雑感]

気に入って、WRCの動画を見ています。

今まであまり見てこなかったのですが、ピット作業を写している動画を見てから
興味を持って見るようになりました。




最初に気がついたのは、ジャッキで上げた車体をウマにかけるそのウマの足元の物入れ。

各チームで色々な型があって、その中でフォードのチームの仕組みに目が行きました。

外したホイールのナットを入れるために穴が空いていたのです。
これならば、無くさない、間違いが起こりにくい上に、間違いが起きたときに
いち早く認識することができる。

外したナットを再利用するかどうかはわかりませんが、サービスピットの15分あまりの作業の時は
外したナットを再利用しているのを見ました。
他のチームもそうしているので、ナットをウマの根元に入れ物を作っておいて入れる、というのは
合理的な仕組みだと。

そのことに気がついてから、ピット作業のシステムが気になってしまいます。
使われている工具がどのように準備されているか、床は思っていたよりもこまめに綺麗にする。
シトロエンのチームのつなぎは、車体の下に潜っても汚れが目立たない、黒は目立つとか。
凹んだ箇所を直すといったような大掛かりな作業も興味を引きますが、
15分で、ブレーキローターを交換してブレーキオイルを入れ換えて、エア抜きをする。
といった一連の作業を定点観測で観察しているのも楽しみを感じます。
エアーの使い方、どの角度でノズルを入れるのか。
作業前には、使う工具をトレーに選別して入れておく準備を見ているのも、楽しいですし
作業手袋をどのタイミングで外すのか、新品のブレーキローターを触るときには
今まで使っていた汚れた手袋を外して素手で触るのを見ていると、仕事の勉強にもなります。

メカニックは、与えられた箇所以外を触らないことや
サポート役のメカニックの動きも、作業をするメカのやることを先読みして道具を近くに置くなど
些細なことですが、限られた時間の中で効率よく作業を行うための一連の作業が
見ていて清々しく感じます。

そして最後は、手の空いたスタッフから車体を綺麗に水を使わずに汚れを落としていって
窓の内側、外側を磨き、ワイパーの状態を確認し、交換するにしても
スタッフと綿密に問題が出たワイパーを確認しあってから交換するなど、
どれも手を抜かないその姿勢に、見習わなければならないことばかりだと感じます。

真面目に生きていくということは、難しいことなのかどうかは知りません。
自分の生活を省みると、無茶苦茶はしていないつもりですが、真面目かどうかと言われると
自信を持って言えたものではありません(笑)

他人に心配されないように、自分の生活を考えて生きる。

個人主義では、後者だけに注目されがちですが、
その個人主義の成立の前提として必要になってくるのが
他人に心配されないように、というくだりだったと、少しは思えるようになりました。
ポストモダンが通った後には、ぺんぺん草も生えやしないと言われるのは、
何か普遍的なことを見落としていたのではないかと思えてなりません。

そして自分の生活を、このWRCのピット作業から考えると、パジェロミニの洗車にも
使えそうなことがないのかと考えたくなります。

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