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装備がつかないことが、最適だった。 [雑感]

入院して退院した家族が、パジェロミニに乗り込むのを見ていると
思いの外、すんなりと乗り降りをします。

理由を観察していると、80歳近い親の身長と、パジェロミニの助手席の座面の高さの塩梅が
ちょっと腰を下ろす程度でお尻を下ろせることが、すんなりと乗り降りすることができる
理由の一つではないかと思えました。

足を車内にしまうのも、座面にお尻をつけた状態で、右に体を滑らせて向けて
片足ずつ、ひょいひょいとあげてしまいます。

乗り込むのに、もっと手間取る、自然に行えないという想定もしていましたが
その想定は、外れていたようでした。





乗り降りに便利ではないかと、スライドドアの車両も考慮していた時期もありました。

トヨタのシエンタ、4WD仕様。
この4WD仕様にすると、私にとって、ベストな装備となっていました。

まず、アイドリングストップが「つかない」、電動スライドドアが「手動式」になる。

電動スライドドアがつかないおかげで、4WDであるにもかかわらず、
ラインナップの中で、2WDも含め、「最も軽量な車体」となる。

なんて素晴らしい(笑)

もう少しで試乗をしにいくところでしたが、
パジェロミニに、スムーズに乗り込むのを見ていると、私の心配も杞憂にすみました。

アイドリングストップや、電動スライドドアがつかないことが
私に都合が良かった理由は、

まず、父親も運転をするということを考慮すると、アイドリングストップがない方が
リスクを背負う必要がない、ということでした。
慣れれば良いでしょうし、アイドリングストップをカットするスイッチもあるかもしれませんが
それはエンジンを再始動するたびに、ONにしなければならないシステムであろうし
ONにした、し忘れたというシーンを、父親に遭遇させるべきかどうか。
わざわざリスクを背負わせることには、私の考えでは否定的でした。

電動スライドドアについては、自分の力でスライドドアを開けられない環境であるならば、
乗り降りとて一人でするのは、リスクが高い。
怪我をしているという不具合ではなく、老齢や子供のパターンを想定するならば、
電動スライドドアにして、自分で開けられるのではなく、側に人がついていて扉が開閉するような
車両側の環境の方が、私には好ましく思えた。
そういった意味で、非電動のスライドドアに肯定的でした。

これ以上、体の自由の不具合さが増すようであれば、乗り込む車両の問題ではなく、
人間の問題になっているでしょうし、そうならないように人間の体の具合を
これ以上悪くならないように塩梅良くしていく方策も考えていく方が、
車両を買い替えるよりも、合理的だと思いました。

階段から落ちたので、階段を使わせないということは、同じことを繰り返さないためには
妥当な判断かもしれませんが、では根本的な解決になっているかと考えると、
解決には至らない気がします。

階段を使っても再び落ちて怪我をしないように、人間の側を整える。
そのためにはどうするのか、といったところです。

今回の一件で、いかに自分が、イメージに囚われているのかということが
よくわかりました。

スライドドアの車=乗り降りがしやすい

確かにそういう場面もあるのですが、それはすべての場面にあっているわけではなかろう。
便利であるか、そうでないかは、実際に使ってみるべきですし、
便利に使えるのだろうかと考えて観察することが、物事を決める時の基本だと
改めて実感した出来事でした。
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