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ツッコミ [雑感]

解散総選挙をする事が目的なのか、消費税の増税を延期するのが目的なのか。
メディアの報道に、物事の本質をとらえられない哀愁を感じるのです。

そんな本質をずばずば取らえることは、メディアに必要とされている社会の役割では
ないのかもしれません。

ではなんでしょうか?

合理的思考に至るまでの、客観的事実の積み上げ、ではないでしょうか。

メディアだけではなく、人生だって同じ事なのかもしれません。

アベノミクスで22兆円の税収の増収があった、と首相が言っているのに
テレビ東京の質問者は、衆議院の解散をするかどうかなどと手元を見ながら
言葉を吐き出しています。

いやいや、22兆円の税収の増収があったのであれば
消費税額を8%にする理由は無かったのではないですか、と問いただす絶好の機会であったのに。

少なくとも、3%の一度の増額ではなく、1%ずつの増額を数年に分割する方法が出来たはず、
国際社会の信用という言葉が多用されていましたが、3%の増額による個人消費の減少の大きさと
期間の長さによる国内景気の低迷は、国際社会の信用には影響は無かったのですか、とか。

なんのために消費税を増額させるのか。
手段が目的化してしまった、最も悪い例でしょう。
硬直した官僚組織をもった我が国はどうなるのか、戦前の歴史を見ていると想像が出来そうなものです。
合理的思考から逸脱し、自分たちの都合の良いと思われる事実を選択して
理想と現実のギャップを理解できないまま、ヒステリー化する。
これだから、日本は戦争に負ける事になったのだと、よくわかりました。

民進党は、国民に説明をしてから謝罪をするのが順序だといいますから
彼らにもそれをさせましょう。
なぜ民主党が政権を担当していた時は国内経済が成長をせず、株価も低迷し、デフレが続いていたのか。
それを選択した理由と、その後の自民党政権が選択した
経済成長のプログラムとの優位性を説明していただきたいものです。
そして、消費税額を一度に3%も増額させることを、自民党とともに推進した結果、
経済の加速を大幅に失速させるにいたった理由も。
なぜ3%にしたのか、1%や2%ではダメだったのか。基礎的財政収支の赤字解消は
自民党が選択した経済成長のプログラムで、税収の増収だけでも賄う事が出来る結果があるのに
3%に増額する際に、それほどの税率を一度にあげなくても良いと言わなかった理由は。

官僚に言われたから、そして今も官僚に入れ知恵を受けているから、でしょう。
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