シンプルこそ、本質。 [雑感]
部屋の本棚の本を掃除(廃棄)中に、お手軽に編集されたような
薄っぺらい冊子を発見(発掘)。
いちいち目を通していては先に進めないので、どんどん捨てる段取りをしていたのですが
カーオーディオのスピーカーのスペックが気になっていたので
昔の、15年以上前のカタログには目を通していたのです。
この薄っぺらい冊子も、大手自動車用品店の売り場にあったものだったのでしょう。
手元にあった最も古いカタログは
SONYの1997年のカタログでした。
そこには外品では今はほぼ見かけなくなった、
カーオーディオ用の10センチのフルレンジのスピーカーが1万1千円のプライスタグ。
今でもフルレンジがあれば、カーオーディオに限って考えれば、ワンセット欲しいものです。
2Wayコアキシャルスピーカーの最廉価版を見ていくと
能率は、大方90db。不思議なのは、
価格帯が上がっていくと能率が一気に落ちて88dbなるものもみかけます。
それなりに理由があるのでしょう、ビジネス上の理由かなんなのか。
2000年初頭のカロッツェリアのカースピーカーの能率は、大半が90dbを切っています。
現在ではトップレンジのスピーカー以外は90db以上になっています。
ホームページに掲載されている周波数特性を見ると、
私の好みに合いそうなのは下から二番目までくらい。
私の好みと言うのは、再生効率を邪魔しないようなスピーカーの事です。
ある時期からのカロッツェリアは、何か掴んでいるような気がしてなりません。
でもビジネス上おおっぴらにできないけれど、色づけしないで済むような廉価版には
ある程度反映させているのか?という、消費者の都合の良い期待を持っています(笑)
その頃の他のメーカーも、90db~91dbで、随分と良心的に作ってくれています。
ただし、トップレンジのスピーカーともなると、突然88dbなるものも出てきます。
なぜこうなるのかよくわかりませんが、
スピーカーから出る音に何かメーカーの色づけをしようとすると
能率を落として周波数特性のグラフをナミナミにしなければならないからでしょうか。
マッキントッシュの2001年のカタログを見ていると、そのスピーカーの能率には驚かされます。
これでこの金額か。ブランド料としては高すぎるし、支払う金額に見合った性能ではない。
2000年初頭のカタログを見ていると、最廉価版で2万円、トップレンジでも5~6万円。
下でも上でも良識的な金額でした(笑)
私は最廉価版にしか興味が無いのでそこでの比較ですが
現在、大手ブランドの最廉価版のスピーカーはどこかのOEM品なのでしょうか。
ベースがありそれに各メーカーが味付けをして出している、
そのような印象を受けます。実情は違うかもしれませんが。
しかしそれでも8000円ほどで購入できるというのは、デフレ社会の影響は大きい、と実感します。
「サウンドキャラクター」、「音を奏でる楽器のように選ぼう」。
この考え方から離れることが出来ると、音楽再生というものをシンプルに楽しむ事が出来る。
それが私の実体験です。
書いてありますよね、能率が3db高いスピーカーを使えばパワーアンプの出力は半分で済むって。
パワーアンプの出力を上げるようにすることで、利益率の高い価格設定を可能にして
そのアンプの出力に応じて出口のスピーカーの能率も落とした。
それはスピーカーの本質を損なう行為だった。
さらにそれを補うために「音を奏でる楽器のように(自分の好みを)選ぼう」という
永遠に答えの出ないものであるかのような世界観を作り上げた。
何て言うのは、私の好きな妄想です。
薄っぺらい冊子を発見(発掘)。
いちいち目を通していては先に進めないので、どんどん捨てる段取りをしていたのですが
カーオーディオのスピーカーのスペックが気になっていたので
昔の、15年以上前のカタログには目を通していたのです。
この薄っぺらい冊子も、大手自動車用品店の売り場にあったものだったのでしょう。
手元にあった最も古いカタログは
SONYの1997年のカタログでした。
そこには外品では今はほぼ見かけなくなった、
カーオーディオ用の10センチのフルレンジのスピーカーが1万1千円のプライスタグ。
今でもフルレンジがあれば、カーオーディオに限って考えれば、ワンセット欲しいものです。
2Wayコアキシャルスピーカーの最廉価版を見ていくと
能率は、大方90db。不思議なのは、
価格帯が上がっていくと能率が一気に落ちて88dbなるものもみかけます。
それなりに理由があるのでしょう、ビジネス上の理由かなんなのか。
2000年初頭のカロッツェリアのカースピーカーの能率は、大半が90dbを切っています。
現在ではトップレンジのスピーカー以外は90db以上になっています。
ホームページに掲載されている周波数特性を見ると、
私の好みに合いそうなのは下から二番目までくらい。
私の好みと言うのは、再生効率を邪魔しないようなスピーカーの事です。
ある時期からのカロッツェリアは、何か掴んでいるような気がしてなりません。
でもビジネス上おおっぴらにできないけれど、色づけしないで済むような廉価版には
ある程度反映させているのか?という、消費者の都合の良い期待を持っています(笑)
その頃の他のメーカーも、90db~91dbで、随分と良心的に作ってくれています。
ただし、トップレンジのスピーカーともなると、突然88dbなるものも出てきます。
なぜこうなるのかよくわかりませんが、
スピーカーから出る音に何かメーカーの色づけをしようとすると
能率を落として周波数特性のグラフをナミナミにしなければならないからでしょうか。
マッキントッシュの2001年のカタログを見ていると、そのスピーカーの能率には驚かされます。
これでこの金額か。ブランド料としては高すぎるし、支払う金額に見合った性能ではない。
2000年初頭のカタログを見ていると、最廉価版で2万円、トップレンジでも5~6万円。
下でも上でも良識的な金額でした(笑)
私は最廉価版にしか興味が無いのでそこでの比較ですが
現在、大手ブランドの最廉価版のスピーカーはどこかのOEM品なのでしょうか。
ベースがありそれに各メーカーが味付けをして出している、
そのような印象を受けます。実情は違うかもしれませんが。
しかしそれでも8000円ほどで購入できるというのは、デフレ社会の影響は大きい、と実感します。
「サウンドキャラクター」、「音を奏でる楽器のように選ぼう」。
この考え方から離れることが出来ると、音楽再生というものをシンプルに楽しむ事が出来る。
それが私の実体験です。
書いてありますよね、能率が3db高いスピーカーを使えばパワーアンプの出力は半分で済むって。
パワーアンプの出力を上げるようにすることで、利益率の高い価格設定を可能にして
そのアンプの出力に応じて出口のスピーカーの能率も落とした。
それはスピーカーの本質を損なう行為だった。
さらにそれを補うために「音を奏でる楽器のように(自分の好みを)選ぼう」という
永遠に答えの出ないものであるかのような世界観を作り上げた。
何て言うのは、私の好きな妄想です。