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既定路線で [雑感]

景気の落ち込みを、最前線で体感しています。
この感覚は、前回の消費税率増額を思い出します。

7-9月期のGDPの回復基調を見て、来年の増税を判断するという話でしたが
どうもそういう都合の悪い話ではなく
来年の増税をするために必要な言い訳を見繕う算段をする時間のようで
なんとも、非合理的な考えなのか。

いえ、担当各省の方々には、非常に合理的であるはずです。
自分たちのミスを認めない、もしくは、違う理由をかこつけて
嘘でもない本当でもない話をして、お茶を濁して、既定路線である消費税10%へ向けて
政策を進めるわけです。

2020年までにプライマリーバランスを、と、お題目のように唱えていますが
なぜ2020年でなければいけないのか、2021年ではいけない理由は何か。
ほんとは2019年のほうがいいんじゃないか。
上げるなとは言いませんが、経済を成長させた分でも、増収となるわけですが
どうもそれでは納得がいかない人たちがいるようですね。
目標達成のために、日本経済を底に停滞させてまでも行わなければならないのか。
残り2%の増税分を、3年で2%なり、1%ずつ2年で上げるとか。

やりようはいくらでもあるはずですが、そんなことをしたら
自分たちが決めたことが間違っていたことを認めてしまうことになるから
日本経済を底に落とすくらい、自分たちのプライドを守るためなら安いものだと
既定路線を粛々と歩いて行くわけです。

広島の豪雨災害で埋もれてしまいましたが、現行の法務大臣は
10%を変更するのは、法案も新しく通さなければならないし、何よりも、予定通り増税しなければ
自分たちの政策が間違っていたことになるから、消費税は上げなければならないのです、と
のたまわれていたわけです。

中国大陸に、戦争目的も無く(大東亜の思想などは戦争目的ではなく、宗教戦争の目的でしょう)
戦線を拡大し続けても、大丈夫、と言い続けていた人たちを、私たちは祖先に持っていることを
忘れてはいけないのだと。そして人は過ちを、必ず繰り返して行うものであるということも。
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