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利便性に浴する [雑感]

ちょっとしたきっかけで、古い業界誌を読んでいます。

難しいことは分かりませんが、概要を把握することができるだけでも
何を言わんがしているかを想像することくらいはしようと考えています。

この感覚は、自動車好きではない人が自動車雑誌を読む延長線上にあるのではないかと(おぃ)



1920年代の業界誌を、自宅のiMacの画面で読むことができるのは、
なんという利便性でありましょう。

PDFファイルでiPhoneにも入れることができて、iPhoneさえ手元にあれば
いつでも読むことができるというのは、図書館に行かなければ読むことができない、
そのような時代に比べて身につけることができる情報量が増えますが、
昔の人に比べて読書量が増えているかといえば、私に限っていえば怪しいものです。

YouTube動画にて、対談の動画を見ています。
3時間越えの対談は、PCを使って何をするかの意見交換のお話であります。

動画編集において、作業マシンをWindowsにするか、Macにするか悩んでみせるのも
視聴者の要望に応えられることになるのでしょう。

これは、動画というコンテンツに対して、命を削るように編集作業をしているのが
一部の方の現状でありましょう。
ですが、いずれAIのする作業に置換されることになります。
むしろ、今の若い世代の方々は、編集ソフトを使って編集作業をするというプロセスを取るのか。
短時間動画投稿サイトなどでは、付属の編集ツールが準備され、
その制限された中で(編集ソフトを使いこなしている人たちから見て)
若者たちは(ユーザーは)組み合わせを試行錯誤し、面白い動画を作り出していると言います。

編集ソフトによる編集作業というものが、どこまで普遍化することになるのかと考えれば、
資本主義経済社会の競争の論理として、淘汰されていくもの、でもありましょう。
一部の、お金を取ることができるプロ向けのソフトとして使われることは間違いありませんが、
(それも撮影機材側で調整できたり、ウェブにアップロードする時点でAIが自動に処理をする、
ということも考えられます)
編集作業というものが、どこまで社会に必要とされるのか。
マニアやライトなファンの方々に支持されることで、どこまでビジネスとして成立できるのか。

対談のお話を聞きながら、1920年代の商業雑誌に投稿されている記事と同じようなことが、
今も昔も考えられているのだなと、PDFの文章を読みながら考えます。

技術は、資本の運動の都合により淘汰されていく。
それを嘆き悲しんで、視聴者が満足してくれればそれで良いでしょうが(毒)
資本主義経済社会で生活をする労働者として何をしなければならないか。
それは資本家に利益をもたらし続ける限り進化する技術に対しての、アップデートであります。

私はどこかでそのアップデートに対して、冷ややかな視線を持っています。

情報収集はする、新しい出来事に対しても理解を示す、
だけれども、すぐに自分の生活に取り入れるかといえば、一周遅れたくらいでも良いと。

そういう私が、動画編集をすると仮定した時にどのような環境を整えるのかと考えると、
最新版のiPhoneを使い、iPad Proで動画編集をして投稿をする、です。
むしろiPad Proで撮影し、編集、アップロードまで行っても良いかもしれません。
ただその大きさを考えれば、機動力はiPhoneの方がありそうなのでiPhoneを考えるわけです。
編集作業も画面が大きければし易かろうと、iPhoneとiPad Proの組み合わせを想像します。

そしていずれは、iPhoneなりスマートフォンで撮影した動画が、アップロードされる時点で、
AIが自動的に編集をすることになるのが未来であると考えます。
投稿者は、編集する方向性、いくつかのプログラムを選択するだけで作業が終わる未来です。

編集技術にしても、AIがどれだけ社会に導入されようが、
100年後の人間社会もどの編集ソフトを使えばいいのか、
編集ソフトを使うのは人間かAIなのかの議論は続いているでしょう。
無論、社会のほとんどの人がAIによる自動編集で十分である中で、
一部のマニアの方々の議論の俎上に上がるという意味合いです。

AIによる編集が普及すると人間の手で編集ソフトを使うことに付加価値をつけるというのは、
資本主義経済社会のお約束であります。

そして読んでいる100年前の業界誌においても、
技術の進化に人間の側が追いついていないことを指摘しています。

技術とは「再現性である」と、100年前の技術者の方々から教わっていると思える私は、
とても環境に恵まれていることがわかります。

ありがたいことです。

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