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音の鮮度 [雑感]

CDの読み取り装置を入れ替えました。

パイオニアから、パイオニアです。

目的は、前回、書いた通りにHDDに入れる音データの濃度の向上。

同じメーカーで違いは、CDの読み込みの精度。
新しく搭載されたPureRead4+の効果は、如何程なのか。

録音した音を聞くと、あぁ、これは全く違うなとわかります。

音響メーカーが、CDデータの読み込みに対してここまで誠実に技術を出してくれたのかと。

ここ10年聞き込んでいるJazzのCDを録音し直して聴いてみると、
音の濃度が高くなったときの症状を耳にする事ができますが、
それ以上に体感できるのは、何よりも音が瑞々しい。
音の鮮度が上がったと認識ができます。
具体的には、ドラムのシンバルを叩く音の金属音の生っぽさを感じられやすくなります。
無論それだけではなく、全体の音の質感が生っぽい方向に振られて、古いCDであればあるほど
聴きやすくなる印象です。

aikoのCDは、もう随分とリファレンスとしても聴いていますし、毎月、何らかのアルバムを
聴いているほどのヘビーユーザーです。
そのaikoのアルバムに収録されている音も、鮮度が上がって、
自宅のシステムでは今まで聞いた事がないほどの、迫力と生っぽさがあります。

JazzのCD録音で、楽器と楽器の音の移行で一瞬、途切れる瞬間があります。
その音が途切れる瞬間が、音が無い事が明瞭にわかります。
1秒にも満たないほんの瞬間、音の無い状態がしっかりと再生されています。

aikoの歌声も、歌詞の一言一言のメリハリがよりわかりやすくなっていました。
いえ、今までもわかりにくかったわけではなかったのですが、
細かい歌い手のニュアンスを知識のない素人でも受け取れる事ができるほどに、
音の情報量が濃くなった。
細かく言えば、ローマ字表記にした場合、ありがとう、が、
a-ri-ga-to-uと明確に子音を聞き分ける事ができるまでになると、
歌い手の技術を伴った微妙なニュアンスの違いを知る事ができます。
録音しているマイクから、音が遠ざかる変化までよくわかります。

自宅のシステムは、音にあまり気を使わないように済むことを意図して構成しています。
16センチウーファーで甘んじているのは、
ゆるいセッティングでも十分に音楽を楽しめるのではないかと、出る音のバランス感を
意識して整える程度の幅のあるセッティングのつもりにしています。

それはカーオーディオにとっても有用で、車内で聴く音楽に物足りなさを覚えないように、
抑えていることでもあります。

しかし、読み取り装置一つでここまでのものになってしまうと、
いつまでもゆるい(ぬるい)環境で良いのかと、真面目に考えさせられます(うーん)

自室のシステムとPoloの純正オーディオシステムのバランスを取るためには、
iPhoneを専用の再生デバイスに仕立てるということも、考えたくなります。
そのiPhoneに入るデジタルデータの濃度も、今回の結果から考えて高くなることでしょう。

まずはSDカードにデータを移してみます。
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