価値と使用価値

腕時計というものを身につける必要性に駆られたのは良いのですが、
コロナ禍騒動によって、出かけることもままならなくなったので
その必要性からしばらく離れていました。

そろそろ、動き始められるということで、再考察と。





再考察と書きましたが、私の生活に見合う腕時計とはなんぞや。
このことから離れる事ができない問題であります。
腕時計に限ることではありません。

腕時計は、時計ですから、時刻が正確にわかれば良いのであります。

ソーラー電池で電波時計という存在が、なぜ出てきたのかという理由は、
まさにその時計としての機能の本質を突き詰めているものであるからでしょう。

そこで私は考えるのです。

私の生活の中心に近いのは、車での移動。
その車内に、これ以上電波を出すようなものを追加することに、意味があるのかと。

となると、電波時計の機能を求める必要もなくなります。
この判断基準は私の、「趣味」ですので、そこら辺は、趣味の範囲と生活の必要性に大きく左右されるものであろうと考えます。
生活上、より正確な時刻を知る必要があるのであれば、その機能は必要になるのであろうし
私の場合は、より正確な時刻を知るためにもたらされるデメリットの方が気になることを
判断基準においたまでのこと。

ソーラー電池で駆動するまでが、私の生活における腕時計に求められる機能であると
考えます。

腕時計は、時刻を正確に知るための機械であるのに、
電波ソーラーの時計よりも不正確な機械式時計の方が価格が高いのはなぜか。

それを自分の生活の中で考える、という作業を一つ増やすことで
自分なりの適応の仕方というものが出てくるのでは無いか。

クオーツ式の腕時計を使ってからでも、自分の生活においては遅くは無いだろうと。

そういった考えが、私の中で安定感を持ちます。