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事は起きる前に [雑感]

仕事車を運転中の出来事。

直進、青信号で信号交差点に進入したところで、交差する左右の片側一車線の一方通行の右手から、
建物の陰から速度を落とさずに交差点内に侵入してくる車両を発見。

信号無視、もしくは見落としの車と、あわや衝突事故となるところでした。

当てられもせず、当たりもせず、何よりでしたが結果オーライでは、いけません。

信号無視をしてくる車くらい、事前に察知できるくらいではないと、駄目でしょう(真剣)





直進している道路は二車線、追い越し車線を走行していた自分は
とっさに左側へ回避行動、それだけでは間に合わないと同時に感じて
入れていた3速のままアクセルONで加速。

信号無視をしようとした車両は(T車のミニバン)、横断歩道のほぼ直前で減速を開始しているのを
右目のふちにとらえながら、横断歩道の白線に乗れば制動距離は延びるであろうし
なによりも交差点のいくらか中に入らなければ止まれそうにもない状況。

最大限の減速行動をとって、衝撃時の威力を減衰させるのは必須だとしても
動力で回避できるのであれば、減速させるよりも加速させることを選びます。
追い越し車線の幅一杯まで左に寄らせて、あとは出来得るだけ早く信号無視車両の軸線から外れること。
一秒にも満たないできごとのはずですが、
加速しきれば、相手が交差点に進入して、こちらの進路に入る前に
離脱できると直感していましたが、それでも最悪、側突されてしまうことはイメージできました。
交差点を通過しながら、相手の車両の位置関係を見ると
まずは運転席付近に側突されることは無いとわかり
あとはサイドミラーを目の端にとらえながら、いつぶつけられるかを確認しながら、加速していきます。
タイミングとしては、最悪の場合、信号無視車両が制動力をうまく引き出せなかった場合、
運転席側の後輪から後部バンパーの後端に当てられるのが予測できました。

ならば減速すれば良いのかというと、
私の踏み方が下手であったら、減速中に横っ腹に向こうが突っ込んでくるような状況。
まして、後方には別車両も存在していましたし、
最大の減速、つまり減速Gが前にかかるのではなくて、
地面方向に向かって下にお尻が押し付けられるような止まり方
(私の車は止まれても後ろの車は絶対に同じ距離で止まれない)をしては、
わたしがぶつからなくても、今度は後方の誰かがぶつかることがいなめないことだったとは、今の判断です。

加速させながら、ぶつけられた衝撃で車がどちらに飛ぶのかも想像しました。
運転席後ろから当てられて助手席側へ衝撃は抜けるはずなので、
そのタイミングを知るためにも、サイドミラーを目の端でみながら、
視覚と音と衝撃で衝突されるのをいち早く知ろうとしているのは、人間とは良くできています。

横転だけはさせたくない、なんとしても自走できる状況に持ち込む、それが最後の選択肢でした。

今回の一件で、自分に不足していたのは、信号無視をしてくる車両の発見のタイミング。
交差点に入る前に、建物があって死角にいようがなんであろうが、いくらでも見つけようはあったはずです。
信号無視をしてくる車両くらい、難なく回避して見せることがデフォルトです。

二車線の車線の追い越し車線を走行、左側の走行車線側へもっと思い切った回避行動ができるように
事前の周囲の観察が不足していたことで、走行車線側へ、パッと逃げることが出来なかったこと。

車両の整備ポテンシャルはそれができるほどにあるのに、です。

手前の信号機では追い越し車線で先頭にいた上に、
走行車線には路上駐車の車両もあり、それを避けるためにも
走行車線にいた車は何テンポか遅れて走行していたはずです。
よほどの加速してくる車両がいなければ、私の車両の周囲はオールクリア-だったはずです。
事実、トラブルを回避した後、バックミラーを見ると、交差点に頭半分突っ込んだミニバンを、
私のすぐ後ろを走っていたトラックが、左に頭を向けて避けていました。
それを見ても、私の車両の周囲には車がおらず、その確認を無意識にも事前にしていなかったことが
走行車線への緊急回避をためらわせて、追い越し車線内での回避しかできなかったことに
繋がったと考えます。

この二点だけでも、もっとうまくやれていれば、冷っとすることも無く、
難なく信号無視車両をやり過ごすことができたはずです。

今回は、ドライ路面だったからお互いにぶつかる事は無かった事案でした。
あれが路面がぬれていれば、こちらの行動の精度は変わらずとも
信号無視車両の制動距離は今よりも確実に伸びていて、
私の運転していた車両の運転席側に側突していたことは、間違いない事でした(冷や汗)

事が起きてから、起きた事をどれだけ巧く回避したかは、私には二番目に大切な事です。
最も大切にしていたいのは、事が起きる前から、起きるであろう事を、起きないように常に気を配る。

それは、私の性格に起因する、
起きた事を巧くやり抜ける性能が大幅に不足していることからくることなのです。

わたしの運転が下手でいけません。
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