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中庸がよろしいようで [雑感]

憲法記念日と言うことで、思う事を。

米国の政策が、軍事力による国際社会への覇権を
費用対効果が悪いと気づいて、手段をエネルギー権益に方向を変えた以上、
敗戦国日本とすれば、その米国の政策の中での意思決定の選択肢しか残されないわけです。

もっとも、何世代か前の日本の政策の意思決定機関の方々は
気骨もあったように思えますが
今のその階層におられる方々は、
自分たちを正当化するために、過去を遺棄しようとしているようにも思えます。

湾岸戦争以降の日本のとある世代、
なにかしらの団体が(あるとすれば)欲しているものを餌に
米国の軍事作戦(国際平和)の小間使いをさせてやるから、とは言われずに
日本も自衛隊の建前を取っ払って軍の呼称を使えばいいじゃない、
使いたかったんでしょう?だったら使うべきでしょう、と。
ついでに軍需産業の売り上げが落ちるから、その分そっちで装備品を買ってよ。
そうだ、離島防衛に水陸両用の走行車なんてどう?
うちに使わなくなったのがあるから買わない?などなど。

そそのかされているとはいえ、
エネルギー権益の前では、小間使いになるくらいで済むのなら、まだましなのかもしれません。

こう考えてくると、日本の経済政策が失敗しているのも、仕方ない事のように思えます。
あまり成功させ過ぎて、経済力を取り戻されるよりも、これだけ失敗しながらも
いまだに世界第三位の経済力でいる程度にとどまっておいて貰った方が
米国としても、都合が良いのだと考えるのが自然でしょう。

ただ、自分たちのやり方は正しいから真似しなよ、と言いたがるのも、かの国の癖ですから
当初は本気でお勧めしていたのかもしれませんけれど。
おせっかいな国ですな。

憲法9条を守ろう、とは言いませんが
小間使いになるためにもっと建前にしよう、というのも、飲み込めないものです。
そう言っている人たちほど、自分たちが「愛国者」であることを自認していそうなのですから。

恥知らずの右でもなく
頑固な左でもありたくないと思っているわたしのたわごとです。
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