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鍔を見学に [MINI R56]

最近、自分のMINIよりも、インサイトでの走行距離が多いような気がしています。

これではいかん(笑)

というわけだけではありませんが、岐阜県博物館へ行ってきました。



岐阜県博物館では、岐阜県出身の方の鍔の個展が開かれていました。

なぜ「鍔」に興味があったのかというと

読んでいる小林秀雄の作品で、鍔、に関した随筆がセンター試験に出されて
その難しさに、国語の平均点が落ちたという、笑い話をネットで読んだからです。
当事者には、笑い話ではなかったかもしれませんが。

それで、小林秀雄も興味を持っていた、鍔、というものの実物を見に行こうと
富山城の博物館に置かれていた岐阜県博物館のパンフレットをみて
愛知→富山→岐阜、という婉曲した道のりを経て、岐阜県博物館に。

センター試験を受けたことはありませんが
平均点を下げるほどのものとはなんだろうと、出題された小林秀雄の「鍔」の随筆も
読んでみたいものです。
個人的には、小林秀雄の文章は受け入れやすい、読みやすい、読むたびにわかることができる
そのように書かれている文章だと思います。

最近は、出題されていなかったようですが、私の時代にも、ひょっとしたら出ていたのかもしれません。
ちょっと話がそれますが
試験の作成の専門家(とはいっていませんが)は
最初の題名の「鍔」からして、注釈をつけなければならいというのが
出題のセンスにかなっていないそうです。
それだけではすまず、出題された文章にも、多くの注釈がつけられて
設問としても、解答に時間をかけすぎることになっているとかなんとか。

おいおい、大学受験をする人間は、一般常識など持ち合わせていないのかね。

受験での現代文に出てくる設問の文章は、試験中でさえも、思わず、ぐっと引き込まれてしまう
そんな文章に出会えることができたので、試験は嫌いですが、設問を読むのは好きでした。
初めて目にした文章でも、引き寄せられてしまうと、その設問の点数が良かったのは
好きこそものの上手なれ、ということなのでしょう。

今でも覚えているのは、宮本輝の「星々の悲しみ」です。
試験中に、この続きを読みたいと
試験後、本屋で文庫本を探して購入して、いまも本棚にあります。

大学受験をする人間には、一般常識などもちあわせなくとも
受験対応の常識、スキルさえあれば良いのです。
とは、大きな声では言えませんが、受験をさせる方も受験をする方も
どうもその大きな流れから外れたものには、違和感を感じられるようです。

鍔、というものが、具体的如何なるものかが、すぐにわからなくても
設問の文章を読んでいき、考えれば、あぁ、こういうものかもな、という程度の
文章の飲み下しをさせないというのは、読解力のチェックになるのでしょうか。
そういうことは、効率が悪いから、ダメ、なんでしょうね。
作成する側も、解答する側も。

話がそれすぎてしまいましたので、岐阜県博物館のお話は、つづきます・・・。

DSC03406w.jpg

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