準備不足

お盆休みを、部屋に引きこもって過ごしたツケが
見事に仕事に回ってきました。

この四日間、体を動かすことなく、部屋のソファーとベッドと
階下の食卓とを移動するだけという
怠惰極まりない生活を過ごした結果
休み明けの仕事が、非常に厳しい（汗）

暑いのは暑いのですが、体の動きが、鈍いし
汗の出方も違うし、後輩からは、なんてのんびりな休み方ですかと
飽きられる始末。

人間の体は良くできているもんですなぁ。

部屋に引きこもっていて、なにをしていたかというと
部屋に鎮座している雑誌やら小説本を読みふけっていたわけですが
いろいろな意味でも、はまってしまているのが
幸田露伴の「五重塔」。

近代文学らしく、旧仮名づかいの文章を1ページ読むのに
15分くらいかかるのです（大汗）

日本語の単語の意味がわからなかったりするのは
広辞苑を引っ張り出していたりするので、なおのこと読む速度は上がりません。

ただ、広辞苑にも、もとめることができないことがあったりします。

当時の人にはわかるような、人の所作のニュアンスが
現代人には、イメージがつきにくかったりします。

なので、昔の時代劇のワンシーンを想像するようなこともあったりなかったり。

現代文学を1世紀近くあとの人が読むと
携帯電話のメールって何？っということなのかもしれません。

80年前の、日本人の書いた文章を読むのが、こんなに苦労するとは・・・
良いのか悪いのか、わかりませんなぁ。