SSブログ

ステージア、離脱。 [ステージア25RS・ヴィッツ]

ステージアが、車両入れ替えのために、引き取られて行きました。

最終走行距離は、18万5千キロ。

へたりが目立つ部分は、前側座席、本革ステアリングの革のめくれ。

内装関係は、耐久性良く、10年経過しても大きな劣化が見当たらず。



日中、駐車している場所が日陰で、紫外線による内装の劣化が
比較的抑えられていたことが、紫外線関係の劣化を抑えられたのかもしれません。

特に秀逸だったのが、マット。

毛足がとても深く、とても丁寧には扱っていなかったのですが
マットの擦れが目立つことはありませんでした。

足回り関係は、それなりの劣化です。
ダンパーにしろ、バネにしろ、通常使用中での劣化はあります。
ブッシュ類も、ちゃんとへたっているでしょう。

ここら辺は、Egの振動を整えて、出力を安定させてから、8万キロ以降、
特に不快感を感じることはありませんでした。

足回りは、純正ホイールサイズに、BSのGR9000を装着したところ
まるで足回りが、バリっと新品になったかのような動きになったことには、驚きでした。

タイヤの性能のおかげなのですが、思い違えるほどに、乗り心地や走行性能が
タイヤ一つで改善されてしまいました。

いやぁ、ほんと、良い勉強になりました。

ステージアで、印象だったのは、やはりRB25Egでしょう。

10万キロを超え、出力がますます安定してからの、Egのフィーリングの良さは
同じ6気筒の2Jとは違う、官能的なものがありました。

ちょっと、ほめすぎですかね(笑)

ただ、ステージア全体のやれ方も、とてもバランスよくやれて
走行性能にしても、著しい劣化は見出すことは難しかった。
ブレーキ、アクセルのレスポンス、加減速にしても、不満は最後まで感じ得ませんでした。

10年18万キロ走行してからわかる、日産車の、出来の良さというのを、十分に知ることができました。

ブレーキローターは、前後、工場出荷時のまま使用していました。
その状態で、ほぼ使い切り感があります。

BSのGR9000は、3万5千キロでスリップラインが、ちょうど出てきました。
これだけの高性能なタイヤを、3万5千キロも使えた、と、表現すべきでしょうか。
全部使い切ろうと思えば、あと5千キロくらいは使えるのかな?

その他、コイルの不良(コイル上部を通過している冷却水のパイプの劣化で冷却水が漏れ
それがコイルに不良をきたしました)くらいが、思い出せるトラブルで、10年の間、大きなトラブルも
少なく、乗ることができました。

外装では、赤色ということもあり、手入れがほとんどされていなかったので
塗装の劣化は、目立ちました。それでもちょっと手を入れると、少しは復活しかましたが
スポイラー等、樹脂部分の塗装の劣化は、いかんともしがたいものでした。
同じようにバンパー部分の、黒い樹脂パーツも、劣化がはなはだしかったです。

しかしながら、これは、十分許容範囲内の、外装の劣化だと考えます。

こう考えると、新車時の価格、250万円は、価値のあるお金だったかなと。

この前、連れのレガシィ、8万キロ走行、こちらも10年経過しているのを、はたから眺めていたのですが
これが、うまい具合に足回りもやれて落ち着き、車全体としても、しゃっきり感は望めないでしょうが
それでも、とがった部分なく全体的に、円グラフが小さくなっている、そんな印象を受けました。

ブッシュ類と、ダンパーか、バネを純正新品のビルシュタインに換えて
タイヤを質の良いタイヤにすれば、しゃっきり感は、かなり体感できるだろうなと。
Egの整備さえできれば、それで、さらに10年乗れるかな(笑)

新車時の印象は、各方面でインプレッションもあるのでしょうが
距離や、年数を経った車の、客観的な評価記事は、なかなか見受けられません。

特に、一般大衆車や、不人気車の場合は、その傾向は強くなるかもしれません。

最後に、長くひとつのクルマに調子良く乗る基本は、Egの整備です。

良い整備士さんの条件としては、当たりの付いたEgを供給できる方です。

コストの高い部品を車につけて、性能を出すことは、当たり前。
部品交換を、適切に行えるのは当然、さらにそこからの話のわけですから。

・・・あ~あ、言っちゃった。えへ(笑)

nice!(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。