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区切りと配慮。 [パジェロミニ 4A30]

親が免許を返上することを自分から言い出しました。

昨今のニュースで、自分と似た境遇の方が事故を起こした報道が
引き金だったのでしょう。





免許更新の時期が来たので、そのタイミングで返上をすると。

パジェロミニはどうするのさ(怒)

年末に言われたので、慌てたところで仕方ないので放置プレイを決め込んでいます。
車検は切らしたままでも良いでしょう。時間をおいて判断を決めます。

そのような家庭内のドタバタがあるのですが、それはおいておいて。

車を使わなくなるという事態について、想定が甘かったと思えることがありました。

車を使える(運転するつもりがある)時に、
使えない生活のシミュレーションをしておくことでした。

全自動運転であるタクシーを使う場合にしても、どこまでが往復いくらかかるのか。
買い物の間隔も然り。
車が使えるという安心感のもとで、使わない生活パターンがどうなるのかを
体験しておくことは、その後の余裕にも繋がったであろうと、
自分の配慮の足りなさに気づきました。

親が車を運転しない選択を、自らがするにあたっては、私は強要も示唆も説得もしていません。
親が使っている車をことあるごとに観察をして、
言わなければならないタイミングを見逃さないようにはしていました。
バンパーの角に擦り傷が増えたなとか、運転席のステップに靴を当てる回数が増えているなとか。

TVメディアの偏った報道のおかげで?、たまたま父親の生活環境に類似した人物の
いたましい事故報道が引き金となって、自分の身に置き換えて考えることができたというのが
免許返納をする最大の理由であったでしょう。

ただ一つ、父親が自分の運転を見てくれと気軽に言ってきたので、それについては、
「他人様に判断をもらわなければダメだと思った時点で、それはそういう時期に来ているのでは?」
と、応じました。

運転免許証というものを考えると
1t近い重量物を、人に当たれば死傷させることは間違い無い速度で運行をする。
そのことについて国の機関から運転をしても良いと免じ、許可証を発行してもらっている、
と考えれば、自己判断が及ばず他人の判断で良しとされれば、
まだ運転をする(したい)と考えた時点で免許証を保持した自立する個人、とは言い難い。
それでは、そういう時期でもあろうと。

自動車というものが生活にどれだけ寄り添っているか、地域やそれぞれの家庭の事情で異なります。

子供が運転免許証を取り上げなければならない事態もあるでしょう。

それを否定するわけではありませんが、私はそれを選択するつもりがなかった。

ただ、配慮をもう一つできていれば、私にしても親にしても、
車がない生活におけるコストの変動を、余裕を持って確認することができた、と思えました。

今まで利用してこなかったものを利用するということ自体が、親たちにとってはストレスで
即否定という判断をしがちになります。
例えば、月額五千円以内でタクシーを利用するにはどれだけ使えるのか。
五千円で十分なのか、利便性と天秤にかけて過不足を観察する。
そういったことを机上ではなく、実際の生活において体験してもらっておけば良かったなと。

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でかい擦り傷をスヌーピーで隠すパジェロミニ。
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